Underworld - Everything, Everything (DVD)

レーベル
V2 Records Japan
品番
V2BI 1001
発売日
2000-10-12
購入日
2004-11-03
Disc 1/1
  1. OPENING
  2. JUANITA/KITELESS
  3. CUPS
  4. PUSH UPSTAIRS
  5. PEARLS GIRL
  6. JUMBO
  7. SHUDDER/KING OF SNAKE
  8. BORN SLIPPY NUXX
  9. REZ/COWGIRL
  10. MOANER
  11. CLOSING
  • KITTENS
  • ROWLA

Darren Emerson が在籍していた頃の Underworld のライブを収めた DVD。テクノを本格的に聴くキッカケとなった思い出深い作品。曲目は彼らのベスト的内容なので非常に聴きやすく、また映像も丁寧に編集されていて見ていて飽きない。1時間半という時間の長さを全く感じさせない素晴らしいアルバムだ。

肝心の曲は最初の『JUANITA/KITELESS』~『CUPS』~『PUSH UPSTAIRS』から最後の『MOANER』まで、終始ぶっ飛ばしまくり。特にテンションが上がりきったところでの『BORN SLIPPY NUXX』は最高の一言。アレンジも素晴らしく、ボーカルが終わってからのハードなパートから例のイントロの音に繋がり、そしてフェードアウトしていく様は神々しささえ感じさせる。このアルバム、この曲で彼らは一つの頂点を極めた、と言っても過言ではないだろう。

正直、これが入り口になったのは非常に幸運だと思っている。特に映像があったのがよかった。これまでテクノといえば、暗くて狭いクラブで黙々とレコードを回しているというイメージだったけど、それが完全にぶち壊された。いや、もちろんそういう形もあるのだけど、なんというか、テクノって「自由」なんだなあと (自分で書いていて恥ずかしい!)。なんか支離滅裂な話になってしまったが、恐らく CD ではこの感覚は得られなかったと思う。映像の力の偉大さを身をもって知った一枚。

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nanosounds - DELIGHT in DAYLIGHT

レーベル
nanosounds
品番
DMCD0009
発売日
2004-08-15
購入日
2005-08-14
Disc 1/1
  1. eutron - Orange
  2. hide-aki - Cielos de agosto
  3. Nakany - Spectrum
  4. Akitaka Tohyama - Sterna dougallii
  5. sanodg - jz
  6. Nosleeves - alphabet
  7. Satoru Kosaki - noites
  8. Hiroshi Okubo feat. Chizutu Miura - Planet of feeling
  9. Koji Nakagawa - lp6.4.1

ナムコの現役作曲家たちによる同人サークル、nanosounds の9枚目の CD。参加メンバーはいつにも増して豪華で、全9曲、収録時間50分超と充実した内容。

当時、自分の中でエースコンバット3や R4 のサウンドがブームだったので購入。期待を裏切らず、また予想以上に素晴らしい CD で大満足!エースコンバット3も R4 もゲームの BGM だからかどこか一歩引いた感じがあったけど、この CD はアクセル全開といった印象。中でもお気に入りなのが1曲目『Orange』、2曲目『Cielos de agosto』、4曲目『Sterna dougallii』、8曲目『Planet of feeling』の4曲。どれもこれもカッコイイなんて言葉では表せないくらいカッコイイ。特に『Sterna dougallii』は反則レベルのカッコよさ。爆音で聴きたい!

参加メンバーたちの曲が好きな人にはもちろん、テクノ好きな人、テクノはちょっと・・・という人にもオススメな一枚。

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TAMAYO - Ray'z PREMIUM BOX -BEYOND-

レーベル
ZUNTATA RECORDS
品番
ZTMD 0006-10
発売日
2005-11-26
購入日
2005-11-25
Disc 1/5 RAYFORCE
  1. THE FIRST REPORT
  2. ON STANDBY
  3. PENETRATION
  4. G
  5. Experiment 1: AGGRESIVENESS
  6. VISION
  7. CRACKING!
  8. Experiment 2: DESTRUCTIVE OF POWER
  9. INTO DARKNESS
  10. MOBIUS
  11. Experiment 3: ATROCITY
  12. THE PLOT THICKENS
  13. QUARTZ
  14. THE FATES
  15. DOOMSDAY
  16. Q.E.P.D.
  17. KP-4
  18. REASON FOR IT
Disc 2/5 RAYSTORM
  1. CYCLOID
  2. ORIGIN
  3. OOPARTS
  4. GEOMETRIC CITY
  5. AQUARIUM
  6. MUDDLING THROUGH
  7. JUGGLER
  8. CATHARSIS
  9. LUMINESCENCE
  10. METAPHAR
  11. TOXOPLASMA
  12. SLAUGHTER HOUR
  13. MOLECULAR CLOCK
  14. HARD NUMBER
  15. HEART LAND
  16. INTOLERANCE
  17. CERAMIC HEART
  18. ENDLESS STAIRS
  19. DEAD AIR
Disc 3/5 RAYCRISIS
  1. 少女の行為はもう終わったのか
  2. 自分で撰んだ拷問
  3. 99%じゃ駄目だ、100%じゃなきゃ駄目なんだ
  4. ラベンダーの咲く庭
  5. 生命の風が吹く場所
  6. 女の子にはセンチメンタルなんて感情はない
  7. 彼女の目的
  8. ふたつの液体
  9. 司教は言った「それは奇跡じゃない」
  10. 聖母マリアよ、二人を何故別々に?
  11. 童話の消えた森
  12. 天使の爪痕
  13. 愛がたりない
  14. 童話の消えた森 (complete version)
Disc 4/5 SPECIAL AUDIO DISC
  1. THE FIRST REPORT
  2. ON STANDBY
  3. PENETRATION
  4. G
  5. AGGRESIVENESS
  6. VISION
  7. CRACKING!
  8. INTO DARKNESS
  9. MOBIUS
  10. ATROCITY
  11. THE PLOT THICKENS
  12. QUARTZ
  13. THE FATES
  14. DOOMSDAY
  15. Q.E.P.D.
  16. KP-4
  17. REASON FOR IT
  18. BLUE -地球に棲む日-
  19. 安置 -Antithese-
  20. Med-Ray
Disc 5/5 Ray'z SPECIAL DVD
  • Ray'z BEYOND
  • Ray'z TAMAYO Talk
  • Ray'z Mega Play
    • RAYTSTORM R-GRAY1, Player: SKM
    • RAYCRISIS WR-01R, Map No.5, Player: S.S.D.K
  • Ray'z DATABASE

DARIUS PREMIUM BOX -REBIRTH-』に続く ZUNTATA のボックス・セット第二弾。

Disc 1 ~ 3 の曲については旧譜の方を参照してもらうとして (まだ書いてないけどね)、違いだけざっと。まず聴いてみてすぐにわかるのが、3枚ともリマスタリングされているということ。さらに、レイフォースはミックスまでやり直しているのか、フェードアウトのタイミングが違う曲がいくつか。特にわかりやすいのが『DOOMSDAY』で、元はフェードアウトだった部分がバッサリと切られている。レイフォースは3枚の中でも一番音の違いがはっきりしているので、新鮮な気持ちで楽しめるはず。なお、ダライアスボックスの時と同じで、アレンジ曲は全て削られている。

このボックスの目玉の Disc 4 は、前半がレイフォースの基板音源バージョン、後半が PS 版レイクライシスの追加 BGM になっている。要望の多かった CD 化だけに、これ目的に買った人も多いと思う。中身については・・・サントラから入った人間から言わせてもらうと別バージョンみたいな感じで面白い、とか書くと怒られるかな・・・。ところで、1曲目の『THE FIRST REPORT』が最初の何音か切れたような感じになっているけど、これで正しいのかな?サントラの方に慣れた耳にはどうも違和感が・・・。

DVD は全て新規製作のムービーと三作の資料集。内容は CG ムービー (というより新曲の PV?)、TAMAYO と本村カエル (中身は OGR) のぐだぐだトーク、レイストームとレイクライシスのスーパープレイ。なぜかメニューの BGM が『10cm四方の青空』の『SYNCHRONICITY (同時発生)』なのはご愛嬌。CG ムービーは正直なところ全然期待していなかったけど、なかなかかっこよくできていると思う。特に艦隊戦のシーンは曲の盛り上がりもあって燃えること請け合い。ただ、キャラを 3D CG にしたことだけは失敗じゃないかな、と思う・・・。ちなみに、内容は割と衝撃的な事実が発覚、という感じなんだけど、これは ZUNTATA 側のストーリーと捉えればいいのだろうか?

ぐだぐだトークは本当にぐだぐだ。これは一回見れば十分だろう。

そして恐らく DVD のメイン、レイストームとレイクライシスのスーパープレイ。正直な話、アリカの DVD や INH の INSANITY DVD シリーズと比べたら見劣りする部分はある。しかし、プレイの内容はとても素晴らしいものだし、値段を考えればこれでも十分すぎると思う。ただ、残念な部分が二点。レイストームは VHS テープからのキャプチャなのか、やや画像が粗い。また、両タイトルともにタイトル画面のコインを入れてからスタートするまでのシーンがない (いきなり機体選択もしくはネーム入力から始まる)。前者は仕方のない部分もあると思うが、後者はなんとかしようと思えばなんとかなることだけに惜しい。

資料集は敵キャラの資料なんかもあったりして面白い。でも、CD のブックレットはその解像度で収録されても読めないと思うんだけど・・・。

総評。はっきり言って、コアなファンだけが買うコレクターズアイテムといって過言ではないと思う。ほとんどのファンは既に3枚とも持っているだろうし、そんな人が Disc 4 と DVD のために9800円を出せるかというと、ちょっときびしいところがある。しかし、前回に比べたら安い上に内容も充実しているので、CD を一枚も持っていないような新規ファンには嬉しいかもしれない。単に曲を聴きたいだけならヤフオクとかでバラで探した方が安いには安いだろうけど。

欲を言えばブックレットがほしかったとか、レイフォースの基板バージョンはコイン音も入れてほしかったとか、レイフォースや他の機体の映像も収録してとか、昔出したビデオの映像もとか、せっかくだからそれのサントラもとか、レイフォースとレイクライシスを完全移植してとか、そろそろ新作をとか色々とあるけど、そうやって言っていたらきりがないからね。ほどほどが大事。でも機会があったらお願いします。

ちなみに、曲表に誤植がいくつかあったらしく、希望すれば修正されたものをもらえるらしい。普通の CD と違って再生産するのは結構大変だと思うので、この姿勢は素直に評価したい。で、せっかくだから、『-BEYOND-』を収録したブックレットをつけてくれないかなー。やっぱり、ブックレットのない CD というのは寂しくて・・・。

次は順当に考えれば『PSYCHIC FORCE PREMIUM BOX』なのかなあ。そろそろ新しい音も聴きたいんだけど・・・。

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TAMAYO - RAYSTORM NEU TANZ MIX

レーベル
ZUNTATA RECORDS
品番
ZTTL-0005
発売日
1997-01-29
Disc 1/1
  1. CYCLOID
  2. ORIGIN
  3. OOPARTS
  4. GEOMETRIC CITY
  5. AQUARIUM
  6. MUDDLING THROUGH
  7. JUGGLER
  8. CATHARSIS
  9. LUMINESCENCE
  10. METAPHAR
  11. TOXOPLASMA
  12. SLAUGHTER HOUR
  13. MOLECULAR CLOCK
  14. HARD NUMBER
  15. HEART LAND
  16. INTOLERANCE
  17. ENDLESS STAIRS
  18. DEAD AIR
  19. CERAMIC HEART

プレイステーション版『レイストーム』に追加された『EXTRA MODE』用の BGM として、原曲の作者である TAMAYO 自身がアレンジした『TANZ MIX』を、さらに CD 用にリアレンジしたもの。TANZ (DANCE) という言葉が表す通り、基本的にはダンス・ミュージックっぽいアレンジになっている。だが、後の『10cm四方の青空』や『RAYCRISIS』と比べるとどうしても見劣りしてしまう部分は少なくない。しかし、元がゲームで流すことを前提としたアレンジのため、他のアレンジ・アルバムのような極端なアレンジは施されておらず、ファンの間での評価はそれなりに高いようである。

この CD で注目すべきところは、やはりエンディング曲である『CERAMIC HEART』。元は静かなピアノ曲だったのが、なんとフレンチ・ポップになっているという衝撃的アレンジ。レイストーム EXTRA MODE ではその一部しか聴けなかったのがフル・バージョンで聴けるのはやはり嬉しい。他にもチープな音が逆にカッコイイ『ORIGIN』や『METAPHAR (4面ボスにピッタリ!)』、TAMAYO 節炸裂な『TOXOPLASMA』、ポップにアレンジされた『ENDLESS STAIRS』など聴き所は多い。

ブックレットもいつもの電波系文章に加え、インタビューや開発秘話など盛り沢山。なんだかんだいって素晴らしいアルバムであることに間違いはない。

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Mylo - Destroy Rock & Roll

レーベル
Sony Music Japan International Inc.
品番
EICP-528
発売日
2005-06-22
購入日
2005-09-30
Disc 1/1
  1. Valley Of The Dolls
  2. Sunworshipper
  3. Muscle Cars
  4. Drop The Pressure
  5. In My Arms
  6. Guilty Of Love ('05 Version)
  7. Paris Four Hundred
  8. Destroy Rock & Roll ('05 Version)
  9. Rikki
  10. Otto's Journey
  11. Muscle Car (Featuring Freeform Five) ['05 Mixdown]
    • Remixed by Freeform Five
  12. Zenophile ('05 Version)
  13. Need You Tonite
  14. Emotion 98.6
  15. Soft Rock *
  16. Peach Melba *
  17. Destroy Rock & Roll (Tom Neville's Clean Edit) *
    • Remixed by Tom Neville

* bonus tracks for Japan only

テクノに詳しい友人に「Daft Pank の『Musique』って曲 (ワイプアウト2097のサントラに収録) がすごく良かったよ」と言ったらオススメされた一枚。とりあえず公式サイトで試聴してみた時の印象はイマイチだったが、後にタワレコで『Drop The Pressure』をフルで試聴して衝撃を受け、購入。やっぱり30秒程度の試聴ではそれほどあてにならないということを痛感したアルバム。

そして中身はといえば、いや、もう全曲クリーンヒット。まず『Valley Of The Dolls』が只者ではない予感を感じさせ、続く『Sunworshipper』でゆったりとした雰囲気に浸り、『Muscle Cars』で盛り上がったところに『Drop The Pressure』がガツンとくる。『In My Arms』でクールダウンし、『Guilty Of Love』や『Paris Four Hundred』が耳を楽しませ、表題曲の『Destroy Rock & Roll』がインタールード的役割を果たす。Akufen 風の『Rikki』やディスコ風の『Otto's Journey』でノリに乗ったところで、ボーカルが加わってぐっと艶が増した『Muscle Car (Featuring Freeform Five)』でトドメを刺す。そして『Zenophile』『Need You Tonite』『Emotion 98.6』の三曲が美しいエンディングを演出する・・・。いまいちうまく言葉にできていないが、この流れるような展開がとても素晴らしいので、是非とも一度聴いてみてほしい。

Daft Punk の『Musique』にも通じるものがあったけど、この溜めて、溜めて、溜める、みたいな感覚がとてもいいんだよね。といっても不完全燃焼というわけではなく、聴き終わった後はむしろスッキリとするのが不思議。また、全体を通してどこか懐かしいような空気が流れているのも耳に馴染む。曲自体に統一感はないはずなのに、アルバムとしての統一感があるような気がするのはそのせいかな。

みんなでワイワイと騒いで聴く、というよりは一人でゆっくりと体を揺らしながら聴くようなアルバム。日本盤はボーナス・トラックが3曲収録されている上に、期間限定で価格も安いので激しくオススメ!ただ、ボーナス・トラックが間髪いれずに始まってしまうので、アルバムとしての形が崩されてしまうのは残念。30秒から1分くらいの無音があればよかったんだけどなあ。ボーナス・トラックもいい感じなだけに惜しい。

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