先日、突然エースコンバット3をやってみたいなー、と思った。なぜエースコンバット3なのかというと、サントラだけは持っていてそれがすごく好きだから。特に好きなのはディスク1の Quatrz、ディスク2の Revelation、Virgo、Morceaux。全体的に地味な曲が多いので、この4曲以外にも好きな曲はあるはずなのだけれど、パッとタイトルが浮かばない。そんなわけでゲームの方をブックオフで550円で購入。実はフライトシム系のゲームは友人の家でプレイしたパイロットウィングス以来、2本目ということになる。パイロットウィングスやエースコンバットをフライトシムといっていいのかはよくわからないけれど・・・。
で、このゲーム、ものすごく酔う。これでもかというくらい酔う。特にグルグル風景が回るのがヤバイ。こういうゲームに慣れていないというのもあるけれど、そもそもエレベーターですら酔うような人間なので・・・。でも面白くてついつい続けてしまうんだよね。そしてついに限界が来てプレイをやめた後に何時間も頭痛に苦しむ。そんなパターン。これを書いている今も頭痛に苦しんでいます。
グラフィックなんかは普通のプレステのゲームという感じだけれど、やはり音楽が素晴らしい。改めて、ゲーム音楽はゲームの中で流れてこそ映えると思う。そしてこのゲームの醍醐味は、やはり大空を自由に飛行する爽快感。加速して急接近、すれ違いざまに機銃掃射で牽制し、急減速しつつ旋回、再加速、そしてミサイルを叩き込む。実際には他の敵機に邪魔されてこうはいかないのだけれど (笑)、ちょっと慣れてくればグリグリ動かせるこのシステムは素晴らしい。また、フライトシム初心者向けのイージー操作という親切機能も見逃せない。とはいえ、このゲームの面白さは自由に機体を操れるノーマル操作にあると思うので、イージー操作で思い通りに動かせるようになったらすぐにノーマル操作に移行することをオススメする。
また、全体的なセンスの良さも特筆すべきところ。テクノ調で統一されたグラフィックやサウンド。キッチリと作りこまれた世界観。『エレクトロスフィア』という特殊な空間を非常にうまく表現できていると思う。惜しむらくはプレステのスペックの低さか。小さすぎる解像度により潰れる文字、明らかに減色されているグラフィックや大きくノイズの入るムービーは見ていてちょっと悲しい。しょうがない、といえばしょうがないのだけれど・・・。
ミッションの内容も色々と凝っていて面白い。着陸や追跡ミッション (M06 よみがえる記憶) は操作に慣れずに何回も墜落して泣きそうになったけれど (笑)。また、選択によって色々とストーリーが分岐してくのもいいアイデアだと思う。といっても、完全な分岐ではなく別の視点から同じストーリーを眺めるという構図になるのかな。全貌を一度に明かしてしまうのではなく、それぞれの視点から少しずつ明かしていくことで大きな一つの流れが浮かび上がり、またテレビ番組やニュース、用語検索などでストーリーを補完していく・・・というと『ひぐらしのなく頃に』を連想してしまうが (笑)。
個人的に残念だった部分は『M32 有翼の悪魔』のディジョン機の超反応っぷり。こっちの攻撃が全然当たらないのですごいイライラ。ANUBIS ZOE のアヌビス戦の感覚に似ている。全体的にそういう難易度なら諦めもつくが、今のところはディジョン機以外超反応を見せないから困る。また、こっちの攻撃をかわすだけで全然攻撃してこないのも、徒にプレイ時間を延ばされている気がしてまたイライラ。まあ、このルートは最後のミッションが予想外の展開でアツイので全体的には満足。
全部クリアした後はエースコンバット5をやってみたいな。3と違って僚機が活躍してくれるらしいけれど、それがどんな感じなのか非常に気になる。プレイヤーがヘタだとどんどん敵機を撃ち落されてしまうのだろうか?と思って調べてみたら自分が指令を出していくのか。ううむ。どうせなら自分は部隊の一人で部隊長に指示を出してもらえる方が嬉しいな。んで指示を無視したり遂行できなかったりして怒られたり。やっぱり嫌かも。というわけで、近いうちにプレステ2の美麗グラフィックで再び 3D 酔いだ! (でも結構値段高いんだよね)