というのは真っ赤な嘘で、その正体は Bitstream 社の Helvetica 代替フォントである『Swiss721』。先日、TrueType フォントパーフェクトコレクションという本に、この Swiss721 を始めとして多数の良質なフォントが収録されていることを知ったので、基本情報技術者試験の帰りに買ってきたのだ!これで tats さんみたいなタイポグラフィの達人になります。ってそれは無理か。
収録されているフォントは、セリフ書体が30ファミリー246書体、サンセリフ書体が24ファミリー166書体、スクリプト書体が33ファミリー43書体、ディスプレイ書体が30ファミリー35書体、その他書体が7ファミリー10書体で、あわせて124ファミリー500書体 (実際には、Swiss721・Swiss721 Outline や Bodoni・Bauer Bodoni・Poster Bodoni など被っているのに分けられているものがあるので、純粋なファミリー数はもう少し減る)。また、ファミリー数と書体数に差があることからわかるように、フォントによってはウェイトが複数収録されていて、とても使いやすい (例えば Swiss721 の場合、Thin・Light・Regular・Bold・Medium・Heavy・Black・Black No.2 が収録されている)。個人的にはスクリプト書体が多めなのが嬉しいかな。中には Engravers' Old English のようにクラシックすぎて使いづらそうなのもあるけど (笑)。
もちろんフォント集として使うのが基本なんだけど、カタログとして眺めているだけでも、見覚えのあるフォントがあったりして楽しい。Futura って Godley & Creme の Freeze Frame の歌詞カードに使われていたなあ、とか。なお、どんなフォントが収録されているかという情報はフォントブログの記事に詳しいので、そちらを参照あれ。