- レーベル
- Sony Music Japan International Inc.
- 品番
- EICP-528
- 発売日
- 2005-06-22
- 購入日
- 2005-09-30
- Disc 1/1
-
- Valley Of The Dolls
- Sunworshipper
- Muscle Cars
- Drop The Pressure
- In My Arms
- Guilty Of Love ('05 Version)
- Paris Four Hundred
- Destroy Rock & Roll ('05 Version)
- Rikki
- Otto's Journey
- Muscle Car (Featuring Freeform Five) ['05 Mixdown]
- Zenophile ('05 Version)
- Need You Tonite
- Emotion 98.6
- Soft Rock *
- Peach Melba *
- Destroy Rock & Roll (Tom Neville's Clean Edit) *
* bonus tracks for Japan only
テクノに詳しい友人に「Daft Pank の『Musique』って曲 (ワイプアウト2097のサントラに収録) がすごく良かったよ」と言ったらオススメされた一枚。とりあえず公式サイトで試聴してみた時の印象はイマイチだったが、後にタワレコで『Drop The Pressure』をフルで試聴して衝撃を受け、購入。やっぱり30秒程度の試聴ではそれほどあてにならないということを痛感したアルバム。
そして中身はといえば、いや、もう全曲クリーンヒット。まず『Valley Of The Dolls』が只者ではない予感を感じさせ、続く『Sunworshipper』でゆったりとした雰囲気に浸り、『Muscle Cars』で盛り上がったところに『Drop The Pressure』がガツンとくる。『In My Arms』でクールダウンし、『Guilty Of Love』や『Paris Four Hundred』が耳を楽しませ、表題曲の『Destroy Rock & Roll』がインタールード的役割を果たす。Akufen 風の『Rikki』やディスコ風の『Otto's Journey』でノリに乗ったところで、ボーカルが加わってぐっと艶が増した『Muscle Car (Featuring Freeform Five)』でトドメを刺す。そして『Zenophile』『Need You Tonite』『Emotion 98.6』の三曲が美しいエンディングを演出する・・・。いまいちうまく言葉にできていないが、この流れるような展開がとても素晴らしいので、是非とも一度聴いてみてほしい。
Daft Punk の『Musique』にも通じるものがあったけど、この溜めて、溜めて、溜める、みたいな感覚がとてもいいんだよね。といっても不完全燃焼というわけではなく、聴き終わった後はむしろスッキリとするのが不思議。また、全体を通してどこか懐かしいような空気が流れているのも耳に馴染む。曲自体に統一感はないはずなのに、アルバムとしての統一感があるような気がするのはそのせいかな。
みんなでワイワイと騒いで聴く、というよりは一人でゆっくりと体を揺らしながら聴くようなアルバム。日本盤はボーナス・トラックが3曲収録されている上に、期間限定で価格も安いので激しくオススメ!ただ、ボーナス・トラックが間髪いれずに始まってしまうので、アルバムとしての形が崩されてしまうのは残念。30秒から1分くらいの無音があればよかったんだけどなあ。ボーナス・トラックもいい感じなだけに惜しい。
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